『待望の書』
鳥海伯萃氏が、四柱推命を明快に解説した最初の本として非常に興味深く読ませていただいた。著者は、従来の占い師の活動だけでなく、ネットの世界でもアクティブに活動されているのをよくお見かけするので注目していた。本書やネットなどでの占いを見ていると、著者の恋愛に対する著者の真摯な考え方が伝わってくる。だから、恋愛で悩んでいる20代?30代は、共感できる人が多いと思う。テレビ等でお見かけする占いの大家の多くはお年を召した方が多いので、それに比べると、自分たちの目線で占いを語ってもらえることが、より親しみを覚えるのかもしれない。特に『「天中殺」なんて怖くない』の件では、天中殺中でも将来に繋がるポジティブな暮らし方を伝授している。ひとつ間違うと何でもダメだと思ってしまう時期で消極的にしか生きれない人まででてしまう。だからこれもとても参考になった。また、巻末に干支早見表があるのも嬉しい。万年暦を購入することなく、この本だけで占うこともできる。内容も四柱推命の基礎をすべて網羅しているようだ。初めて、四柱推命を習う人や友人知人を占って上げられるレベルの人にも最適だと思う。